さきほどDMM.makeよりメールが届き、利用者からの要望が乏しく、2020年9月15日で アクリル(HiReso / HiPerf)βテストのサービス終了を予定しているとのことです。Twitterでも同様の報告がありました。9月15日となると今日をいれてあと3日間となります。
つい先日 HiReso でのテストプリントをしたところだったので残念であり、驚いているところです。
これまで Xtreme / Ultra Mode の代わりとなるべくβテストをされていましたが、利用者が想定よりもかなり少なくて反応も乏しく、出力品の精度や強度などが同等の水準を得られていないと判断されたのでしょうか。HiResoではついこの間出力素材が変更されて、期待をしていたばかりだったのですが。
平素は、DMM.make 3Dプリントをご利用
いただきありがとうございます。現在、当社でアクリル(HiReso / HiPerf)βテスト素材サービス終了についてのお知らせです。 pic.twitter.com/7LQaMIXynf
— DMM.make【公式】 (@DMM_make) September 13, 2020
この前テスト的に出力した HiReso では、精細ではあるがが強度が足りない箇所があるようだとレポートいたしましたが、私以外の方もそう思われていたのかもしれません。また色が黒であることもマイナスポイントになるでしょうね。試してはいなかったですが、HiPerf の方もなにか問題を抱えていたのかもしれません。
βテストで出力された方は少なからずいらっしゃるでしょうが、これまでの Xtreme / Ultra Mode との比較で納得が得られなかったのではないでしょうか。同じ3Dデータでも価格が結構あがってしまう点もマイナスに働いたのではと私は思います。
クリエイターズマーケットに出品している側として問題となるのは、せっかく購入いただいたプリント品が破損する可能性が高くなるということですし、出品していたデータの一部とはいえ設計を変更し作り直さないといけないことになります。特に大量に出品されているショップの方は納得がいかないところかもしれません。実際βテストは数か月行われていましたが、ミニチュアで HiReso / HiPerf で出品されているものは全然見かけませんでした。私もほんの少しの間出品しましたが、その出品時には不安を感じさせるものがありました。
機材がまもなく限界を迎え更新のテストをしてみたものの、これまでのものと同水準とはならず、βテストが不人気で素材を変えてみても納得を得られず、一旦中止せざるを得ない状況に追い込まれたというような感じですよね。機材が新しくなっても、なかなかうまく移行できないことは実際よくあることです。
保守期限の満了が近づいている Ultra Mode の3Dプリンターはいつまでもつんでしょうか。また今後アクリルの同等の次世代のプリントサービスは提供されるのでしょうか。
(アクリルの高精細プリントには需要は間違いなくありますし、DMM.makeさんなら必ずやってくれると思っています)
ここ最近仕事がかなり忙しくなって疲れが多く、3Dモデルの作製はほとんど進んでいません。
今回は以上です。